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オメガの代表作スピードマスターとシーマスター

スピードマスターといえばオメガの代表的な腕時計をイメージする方も多いのではないだろうか。オメガ (OMEGA) とは、世界的に有名なスイスの高級腕時計ブランドであり、スウォッチ・グループに属している。代表的な腕時計としては「シーマスター」「スピードマスター」の2種類がある。スピードマスター・シーマスターの仕様の違いは、自動巻きかクオーツか、クロノグラフがついてあるか、防水機能の違い等である。シーマスターは映画『007』シリーズ(第17作目『ゴールデンアイ』以降)でピアース・ブロスナンが演じるジェームズ・ボンドが着用したダイバーズウォッチとして知られている。ちなみにこのモデルはシーマスター・プロフェッショナル ダイバー 300M。このシーマスターは、ステンレススティール製で、ステンレススティール ブレスレット、ブルーダイヤル、ブルーリング付逆回転防止ベゼル、サファイアガラスがついている。また、スピードマスターは月面に降り立った腕時計として有名である。また、アポロ13号という映画でもご覧になった事があるかもしれない。

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月面を歩く時計・スピードマスター

オメガのスピードマスターはNASAの公認クロノグラフである。1964年NASAは各社の腕時計に対し、宇宙空間での使用に耐えられるかどうか、耐熱性、耐寒性、耐衝撃性など様々な試験を行った。この結果、スピードマスターのみが合格したという実績を持つ。この試験に使用されたスピードマスターは特に専用の改造をほどこしてあったわけではなく、完全な市販品であったというのだから驚きだ。アポロ計画でも使用され、1969年7月21日、午前2時56分(グリニッジ標準時)、人類が初めて月面に降り立った瞬間、その際に着用していたのがスピードマスターである。月面に降り立った唯一の腕時計という栄誉を獲得している。1970年、アポロ13号は月に向かう途中で酸素タンクが爆発するという大事故が発生した。航法用コンピュータが使用不能になったが、スピードマスターを用いてロケット噴射時間の制御を行い、乗組員は全員無事生還を果たしている。裏蓋には "FIRST WATCH WORN ON THE MOON”の文字が刻まれている。現在においてもスペースシャトルにおいて船外活動時にはこの機種以外の使用は認められていない。

スピードマスターのメンテナンス

スピードマスターは機械式時計であるため、定期的なオーバーホールが必要である。オメガでは「原則4〜5年」でのメンテナンスを推奨している。しかし、日常使用で入り込んだ水分が機械自体を腐食させ、取り返しの付かない事になる可能性もある。なので、オーバーホールに出すかどうかは別として、2年に1度くらいは時計屋で中を開けて見てもらう事も必要かもしれない。そして厄介なのがスピードマスターの中でもプロフェッショナルとオートマチックモデルにはプラスチック風防が使われている。これが非常に傷つきやすいのである。元々はスポーツモデルとして開発されていたスピードマスターだが、NASAに採用された事により、宇宙飛行士たちが宇宙空間で着用する時計となった。NASAはこのウォッチを選ぶに際して、サファイアガラスとは違って衝撃を受けても割れて粉々にならない強化プラスチックガラスを用いるよう要求した。重力ゼロ状態では、割れたガラスの小さな破片が危険をもたらしかねないので、粉々に割れないというこの特徴は非常に重要であるという事だ。ただしこの傷はプラスチック用のコンパウンドを使用すれば簡単に落とせる。

Copyright © 2007 宇宙を巡る時計 - OMEGAのスピードマスター